広範囲に植物を配置するならメンテナンスを重視しよう
壁面緑化は、建物の壁面の見た目が良くなるだけでなく、紫外線や排気ガスによる壁面の損傷を抑えたり、断熱保温効果ができたりと様々な利点があります。緑化のために使われる植物には色々な種類がありますが、それぞれ葉の形や大きさ、蔓の有無など特性が異なります。せっかくの費用や労力を無駄にしないためにも、最適な植物を見極めることが重要です。また、広範囲の壁面に植物を配置したい場合には、配置の仕方や日当たりなどによるものの、メンテナンスに時間や費用が掛かるケースが多く見られます。
少しでも壁面緑化のコストを安く済ませるには、環境を問わず長持ちする植物を多めに配置するのはもちろんのこと、実績のある業者に対応を任せることが肝心です。その他、予算に余裕があれば、造園関係の施工業者やデザイナーと話し合って、建物の構造や外観に見合う形で植物を配置するよう心がけましょう。
地域内で緑化工事に定評がある工務店と契約しよう
壁面緑化をめぐるトラブルを防ぐには、地域の工務店の中でも希望通りに作業を引き受けてくれるだけでなく、問題が発生したときにすぐ担当者に相談できるところを選ぶのがポイントです。特に、法人向けの大規模の壁面緑化の工事については、ある程度のノウハウが必要となります。そこで、早いうちから定評のある工務店の施工事例や、在籍する職人の技量、経歴などを把握しておくことがおすすめです。また、工務店の方針によって、壁面緑化に用いる植物の種類や、ワイヤーやネットの設置といった作業の手順が違うこともあります。そのため、じっくりと営業担当者と打ち合わせをしたうえで契約をすることが大事です。
壁面緑化は、季節によって断熱保温効果を期待でき、工場や車の排ガスや紫外線、酸性雨による外壁のダメージを最小限に抑えることも可能です。